WASARAのスタート
パーティでお皿を使用するとき、正式な場所でお皿をレンタルすると それなりの費用が掛かります。もちろん割ったりしたらその分の保証も必要でしょう。だったら使い捨てがあれば・・・
しかしパーティに相応しい紙皿(恥ずかしくない紙皿)というのはあまり見かけません。
WASARAもこの発想からスタートされたというのを以前、拝見したことがあります。
「パーティで恥ずかしくない紙皿。しかもリサイクルができて、新たな原料ではなく、捨てられているもので作る。」この考えでスタートしたWASARA。
今まで日本にないものだから、素材選びからデザイン、製造には時間がかかり、発案から販売まで約3年もかかったそうです。このお話をあとから知り、改めて一つ一つのデザインやフォルム、素材を見るとこの年月に納得します。
さて、WASARAで一番最初にできたデザインは?
タイトルの答えですが、WASARAで一番最初にデザインされたのは「コンポート」だそうです。
そしてコンポートを回転させたときの形がロゴのデザイン。
このロゴですが色合いといい、とても日本っぽくて素敵です。ロゴ自体が日本の家紋のようで、そしてよく見るとリサイクルのマークのよう。自然に返るリサイクルマークのような循環型はWASARAそのものです。
コンポートの器ですが、手に取ってみると表面に木彫りのようなテクスチャー。見たことおありですか?
木彫りのようなデザイン、今まで紙皿では見たことがありません。もちろんこの金型も日本のメーカーしかできない技です。金型の業界でも、紙皿のためにこのような金型を作るのは初めての試みだったとか。日本の技術と新しい技術をふんだんに使い、WASARAは細部まで繊細に作られています。
形状、テクスチャー、口当たり、手触り。食事の道具でありながら五感に響く紙皿。日本だけでなく海外からのご注文が増えていくのは、これが大きな理由だと思います。