おしゃれな紙皿-WASARAとの初めての出会いはエコ意識の高いフランス
WASARAを初めて手に取ったのは、約10年ほど前。仕入れのために訪れたフランスのお気に入りのセレクトショップでした。
まさか日本製とは知らずに「なんて素敵な紙皿!さすがフランス!」と感激してに手に取りオーナーさんにどこで仕入れたのかを聞いたところ、日本製なのに知らないの?という返事。
毎年行われるフランスでのインテリア雑貨の展示会が翌日に控えていたので、扱っているフランスの会社を教えてもらい、展示会ではまずそのブースへ。
偶然にも当時取引をしていた会社の一つが、WASARAの取り扱いも始めたところでした。当時のWASARAは海外販売分だけかもしれませんが、箱に入っていて、見るからに高級感のある紙皿。
使い捨ての紙皿としては少し値段のする商品なので、高級セレクトショップなどの限られた場所での販売しか無理かな?と思いましたが、WASARAの素晴らしいところは、デザインだけでなく環境への配慮があること。
土に還る素材から作られたWASARAは、楽しく食事に使ったのち、自然界に戻るというエコな紙皿。これならエコ意識の高いフランス人にも好まれるはずです。値段が高いのにも理由があって、納得できる値段だと思いました。
日本製とわかり、手に取ってじっくり見ると和紙のような質感としっくりと手に収まる繊細なフォルム!見れば見るほど日本の技と美意識を感じさせてくれるお皿でした。
この時のフランスへの旅は フランスに仕入れに行ったのに、日本の技術の高さ、モノづくり力のすばらしさに気づいた時間となりました。
もちろんフランスの会社から輸入するわけもなく、WASARAの取り扱いに至るには、日本でもう少し時間がたってからでした。
地球環境にやさしい紙皿WASARA
最初にWASARAを見つけたのがフランスというのは、WASARAの環境への配慮と関係があるように思います。(私の住む場所が関西にWASARAが出回っていなかっただけかもしれませんが。)
ヨーロッパを旅して感じたことの一つに、エコ意識の高さの違い。
10年ほど前フランスに行った際、レジ袋はその頃から有料だったような記憶があるし、フランス在住の友人と彼女の家の近所で待ち合わせしたときには、食品のいっぱい詰まったカートとエコバッグを持った姿で数年ぶりの対面をしました。
フランスで生活する友人の姿を見て、ゴミを減らすだけでなく、温暖化対策にも貢献する考えが一人一人に浸透していると当時から思いました。
人間の一生よりもはるか先の未来のことを考えたモノづくりをしているのはWASARAも同じ。この点がフランスの人にも受け入れられていたんだと思います。
WASARA は原料に竹とバガス(さとうきびの繊維)が使われています。
竹は枯渇する心配のない非木材で、バガス(さとうきびから砂糖の原液を搾り取った後に生まれるもの)は、廃棄されてしまう事もありますが 紙の原料として優れた性質があるそうです。
これらの材料を使うことは、資源の有効活用に繋がります。
WASARA は、限りのある資源を最大限に活かし、その上でより使いたい!使って楽しい!という喜びを感じさせてくれる紙の器です。