ホームパーティの我が家流の楽しみ方
昨年12月は何度か友人を招いてホームパーティをしました。
私がホームパーティで最初に考えるのはお料理と部屋のこと。
我が家は「人を招きやすい家」という考えで建築しました。もう25年以上前になります。
最初に子どもの友人のオーストラリア人の方のホームパーティに招かれたことがきっかけで、人を招く楽しさを夫婦ともに感じたのがきっかけです。
その後、子供のお友達はもちろん私たち夫婦の友人家族、親戚を多く招くことができて、この家はとても使いやすく、思い出のある家に育っていきました。
子どもの友達のオーストラリア人のママ友からはたくさんのホームパーティのヒントをいただきました。
その中で今でも心掛けているのは、招かれた人の動きやすさと家の第一印象。
私はあまりものを持たない、置かないことを心がけています。
できるだけ「一つのものが 色々な使い方ができる」ようなものや、長く使えるだろうと思うものを購入するようにしているので、部屋にはあまりものがありません。どちらかというと部屋は殺風景です。
そのおかげで 人が来る前に大きな片付けをしなくていいという利点があります。
お料理も若いころは頑張ってたくさん作っていた時期もありますが、それをするとゲストが負担におもわれたり、招く側の自分が次第にストレスを感じることになることが分かったので、簡単なものや一部を出来合いのものに頼ったり、ケータリングを頼んだりとできるだけ負担のないお料理にするようにしています。
ゲストが動きやすい配置
先に書きましたようにもともとモノが少ない我が家ですが、それでも日本の狭い家ですから動きやすいようにするために毎回知恵を絞ります。
まずはゲストが荷物を置くスペース、コートをかける場所、お料理や飲み物の取りやすい場所など、
できるだけ私や家族が色々とヘルプしなくても、自由にスペースを気兼ねなく使ってもらえるように気を配ります。
最初に来た人には「ここを使ってね。」と声をかけますが、そのあとからはみんなそれに続いてくれるのでとても楽です。
ダイニングテーブルに一人ずつのカトラリーやグラス、最初のスターターはセットしますが、あとは近くのカウンターに前菜やメインのお料理をビュッフェ風に並べて、最初の乾杯が終わったら自由に好きなものを取って召し上がっていただく様にしています。
友人の中には美味しい手料理を持ってきてくださることもあるので、カウンターにすぐに並べられるのもこの方法のいいところです。
おうちの第一印象は香り
もう一つ気にしているのが香りです。
以前伺ったお宅でドアを開けるとお花のいい香りがして、なんて素敵なお宅なんだろうと思ったことがあります。
我が家の花事情は、庭に咲くハーブや野菜の花と切り花にするよりも自然に生えている方が美しい花が多いため、最近家の中にお花を飾らなくなってしまいました。
ハーブのお花が沢山咲いた時には、良い香りにつられて家の中にも飾りますが。
そんな感じなので、お花の香りを玄関で・・・というのはあまりなく、その代わりにゲストに合わせて香りを置きます。
女性が多い場合は、リラックスできるようなラベンダーやハーブの香りのディフューザーを選ぶことが多いです。
玄関先にディフューザーを置き、お部屋の片隅にはアロマキャンドルを置いたりして、優しく香りを楽しめるようにしています。
ファミリーでお招きするときは、紅茶系やフローラルの香りを置くことが多いように思います。
このところファイヤードアースのアールグレーやブラックティの香りを置いていると、「いい香り~」と香りの質問が来ることもあります。
Fired Earthのディフューザーは透明ボトルで小ぶりで、ボトルの存在感が少なくおススメです。
アールグレーやグリーンティ、アッサムなど紅茶の香りがメインです。
香りが苦手な方にもそれほど負担のない香りなので、ファミリーをお招きするときにはいい感じです。
若いころは少し頑張り気味だったホームーパーティですが、いまだに楽しめるのは頑張らない手抜きにしたからだと思います。
ヨーロッパに住む娘はクリスマスやサンクスギビングに家族が大勢集まるホームパーティによく行くそうです。いい習慣だなぁといつ聞いても思います。
日本では親戚の集まりが少し面倒に感じるような雰囲気が最近出てきていますが、気をはらずに美味しいものをみんなで食べて、時間が来たらさっと解散!という風にしながら、負担が少なく、いい時間の共有ができるホームパーティがもっと増えればいいなと老婆心ながら思います。
(我が家では何時から何時くらいまでと予め時間を決めてお招きしています。泊まりたい人は泊まってもらってもいいのですが、ゲストも来やすく帰りやすいという風にしています。)