先日大変だったけれどちょっと楽しい出来事あありました。ドイツの方のご注文で、あと1点だけ残っていた花瓶を海外発送してほしいとのこと。
取り扱っている商品の中で、基本的に液体は海外発送できませんが、花瓶など割れやすいものは海外への発送はお断りしています。日本国内と違って、壊れ物注意のシールを貼っていても丁寧に扱ってくれるということもなく、通関の際に開封されてその後ちゃんと梱包しなおしてくれることもないからです。
ちょっと変わった形の花瓶で、その方はいろいろと探した結果、やっと見つけられたとのことで、もしも割れてしまっても納得するから発送してほしいと強いご希望でした。かなり躊躇しましたが、何度もメールのやり取りをしてるうちに、なんとしても無傷で届けたいと思うようになりました。
頑丈に頑丈に梱包したため、梱包材の重さで通常よりも高い送料になってしまいましたが、ご了承いただけたので いざEMSで発送!
3月の中旬に発送し、日本から貨物便で飛び立った日時までは正確に追跡記録で確かめられたものの、そこから先が1週間たっても2週間たっても何も追跡記録が更新されません。
国によっては、その国に到着してからすぐに追跡記録を更新させてくれ、今通関中なのか、最寄の配達センターまで届いているのかなど詳細が細かく更新されるところもあれば、全く何も記載がないまま【お届け済み】の表示がいきなり記載されるところもあります。ドイツという国のイメージで、日本と同じくらい迅速に発送記録が出るとばかり勝手に思い込んでいたので、日本を出た後の記録が何もないまま2週間が過ぎてしまうケースはかなり焦りました。
念のために日本の郵便局に調査依頼をかけて、もしも紛失したときにできるだけ早く動いてもらえるように手配をしたところ、その翌日にいきなりの【お届け済み】表示が出ました。
届いたのなら、次は損傷がないかどうかの心配です。そのことをメールに書いたところ、まだ届いていないとのこと!!
ドイツでの細かなことは日本からすぐに調べることができないため、受取人であるお客様にも動いていただかないといけません。その旨お願いし、実際にいろいろと連絡を取ってもらったのですが、なかなか調べがつきません。
紛失や損傷のことも頭に置いて注文を受けましたが、やはりそうなってしまったのか、、、と思うとこれから先の色々と大変そうな事務処理に気が重くなるばかり。。。
そうこうしているうちに1週間たったころ、お客様からの最寄の配達所に保管されていることが分かったとの連絡が来ました。もうだめかと思っていたのに、あっという間にこの展開。本当にほっとしました。
そして受け取られてすぐに中身を確認したら、なんの損傷もないとのこと!!お客様から「パーフェクトな梱包!」と喜びのメールを頂くことができました。
やはり今後は割れ物を送ることは何としてもお断りしようと心に決めつつも、今回の発送はお客様のとのやり取りもなんだか楽しく思え、いい体験でした。
さて、今日は香港からのご注文。WASARAの紙皿のご注文が最近海外から多いですが、WASARAなら割れることはないものの、形が崩れる心配があるので、こちらも梱包に非常に気をつかいます。海外からのWASARAのご注文の多くは、たくさんの枚数をご希望されるので、アジアへの発送でも万単位の送料がかかります。
それを支払ってもご注文いただけることは非常にありがたいことです。箱を開けた時がっかりされないようにお届けできるよう、今後も梱包方法に気を配ってご注文をお受けしたいと思います。